2023.3.11
東日本大震災から12年。ちょうど干支1周りした追悼の日。地震発生の14:46は宮古に向かう車内、通り掛かった集落でそれを知らせる放送を聞いた。今回のウォーキングはタマと私に、+今回姉が一緒に行くことになった。震災の日のことやその後のことなど話しながら、いつもと一味違った旅となった。
八木沢・宮古短大駅に車を停めて15:30出発。宮古短大は川の向こう側に見えるが、遠回りして川下の(または川上でも同じくらいかな・・)橋を渡らなければならない。
坂道を登り宮古短大のキャンパスに侵入!しかし通り抜けできない・・休日だから校舎の通路が締まっていたのだろう。寮とフェンスの狭いところを無理やり通るが、自分ひとりだったら不審者として捕まる恐れがあると思った。
藤の川の団地は緩斜面に敷地が整然と並び、新しく裕福そうな家が立っていた。家々を眺めながら下ると45号線に出て、すぐに藤の川海水浴場(ルートイン宮古)に着く。
ここは震災で1階部分が津波の被害を受け、再開した喫茶店。今は残念ながら堤防で囲まれてしまっている。でもご主人が以前テレビに取り上げられた時「目の前の堤防に上がった時の絶景がまた良いんです」と言っていた。
異人館から高浜小学校の手前まで、新しい堤防上をずっとを歩くことが出来る。冷たい風が、平らかな宮古湾の海を渡ってくる。いつもの時間ということで、姉が父に電話を入れた。ここを歩いていると伝えると父は驚きつつ心配し、普段と違って中々電話を切ろうとしなかった。
予定していた電車、払川駅までは行けそうにない・・それどころか津軽石駅に間に合うかも怪しくなってきた。
毎年の歩き始めはどうも感が鈍っている。自分の記憶は大抵、時間が経つと「大変さ」→「まぁなんとかなる」の方向に変わっていくんだよな。だから時間設定も楽観的過ぎる傾向があって、タマの苦情が出たりする。
なんとかかんとか、最後は速足で行く。短縮ルート、津軽石駅の裏手に着くとフェンスが途切れ、踏み跡があり通れたので助かった(もし通れなかったらやばかった)!線路を超えてホームへ、17:33の電車に間に合った。
車に乗り、この日予約していた寿司屋「ふく留」にて晩ごはん。
車でルートイン宮古に移動して、早々とそれぞれの個室へ。WBCの日本-チェコ戦を途中から観戦。先発は佐々木朗希でー大震災で父と祖父母を亡くしていてーまさに3.11 こんな成長した姿を見せられたということが、本当に素晴らしかった。