2023.4.29
連休の後半、みちのくトレイル行きを予定している。その足慣らしということで、軽~く日帰りの、西海岸ウォークに出かけた。
十二湖駅は一人旅の若い男性をよく見かける。鉄道マニアのスポットなんだろう。10:25下りの、リゾート白神「橅」に乗り込む。
乗りも降りも無人駅。運賃をいつ支払えばいいのか焦ったが、女性の車掌がホームに降りたので行って支払う。連休ということもあり、結構たくさんの旅行客が乗降した。おしゃれなお土産店、コロボックルでトイレを使わせてもらい出発。
ウェスパから一旦国道に出てわりとすぐ、googlemapによると海側に道が走っているので、適当に草地を超えて線路を超える。田んぼの準備が始まっていた。下っていくと舗装道路に出て、地元のおじいさんが蕨を採っていた。
沢辺漁港に下る舗装道路沿いの、葉っぱが桜餅に使われそうな桜。
集落には人っ子一人居ない。「〇〇商店跡?」というバス停に座っておにぎりを食べた。クロネコヤマトの宅配トラックがぶ~んと通り過ぎた。
沢辺漁港から海沿いに堤防の内側を歩き、打ち捨てられた漁港に出た。ここから陸に上がると、グループホームいちえがあった(ここだけ妙に新しくて立派)。
しばらく国道を歩き、岩崎漁港に下っていく。
「オカモイ様」という神社。なんだろう?
突端の灯台まで行く。風が強い。岩場には釣り人が数人いた。
しばし車道を行き、漁港の終わりから砂浜を歩く。
河口近くをジャンプで超える。
笹内川は渡渉を考えていたが、想像以上に水量が多く流れが速い。このため旧岩崎村役場の辺りで国道に戻り橋を超えた。
川を超えてすぐの袂(たもと)に踏み跡あり、それを辿って五能線の下を腰をかがめて潜る(ちっちゃいおばあちゃん用の道なのか??)。そのまま踏み跡を進み笹内川の河口に出た。
風合瀬の海岸と同じ仕様でコンクリートが打たれ、海水浴ができるように整備されているけど、今は使われていない感じだった。子供が居ないもんな~。
真っすぐな高い堤防が続いており、堤防の内側を快適に進む。
ところがところが、ここで難所!堤防の上を歩いてきたが、森山海岸の手前に荒れた川が出現。堤防は途切れ、高くて飛び降りることが出来ない。
しばらく戻って国道側を探るが踏み跡なくて更に戻り、間近の階段から浜に出た。川を飛び越えて振り返ったところ。
下のトンネルが五能線、上のガードレール(旧国道)のトンネルをくぐって来たところ。トンネルの中は風がヒューヒュー鳴っていた。
半島の北側に沿って、細くて一部崩壊したコンクリートの遊歩道があった。注意して渡り回り込むと小さな磯があり、そこに海の家が。うら寂しく放置されている。
目的地も漠然と、ただ遊歩道に誘われて登っていくと不意に崖の上に出た。ここにお地蔵さんと石碑がある。ここだけ別世界で、なんか引っ張られてしまいそうな・・美しくも恐ろしい場所に感じた。
石碑を見ると昭和44年、旧常盤村の小学校5年生の海浜学校にて、2人の児童が亡くなったという。事故現場はさっき海の家があった磯の辺りだろうか?もし生きていれば65歳になっている計算だ。
その時引率した先生、親御さん、同級生はいったいどんな心持だったことかと思い、心が痛んだ。今と違って当時のレジャーとか学校行事などは、ずいぶん事故が多かったことだろう。
遊歩道を降りると半島の南側に出た。お堂に「賽の河原」と書いてあり、駐車場があった。
十二湖海浜公園の手前に川があり、飛び越えできない幅であった。今日初めて靴を脱いでサンダルに履き替えて渡る。雪解け水が冷たくて疲れた足がサッパリした。
googole mapでは海浜公園を超えて、畑のようなところに沿って上がれるように見えた。でも川に阻まれて行き止まり。結局人家(住んでいるかどうか不明・・しかもここに至るには海岸を通らねばならず車は入れない・・)の庭を通り、「線路を渡ってはいけません」という看板を横目に線路を渡る。
今回の計画は短すぎるかな?と思っていたのだけど、今回も予想以上に時間が掛かった(毎回だな・・)。いつもの腰痛と左下肢の痺れが出て、去年より悪化している感じがしてちょっと凹んだ。