高山稲荷神社に車1台を置いて出来島に戻り、砂浜に降り立つ。
砂浜を進むと粘土質の地層が現れる。木の根が見えていて、氷河期の樹木ということらしい。
内陸と繋がる小道からだいぶ離れてから、中年の女性がたった一人で釣りをしていた。ちょっと変わった風貌、服装に違和感があり、怪しいので挨拶せず、向こうも無言だった。しばらく進むと離れた所に一人、また一人と計3人いた。女性が一人でこんなところに来て釣りをするものだろうか?そういう目で見ると顔つきも赤いジャンパーも、なんとなく日本的ではない。マジで北〇〇の工作員では?と思った。
日本語が話せるか、それはちゃんとした津軽弁か、確かめればよかった。「釣れてますか?」と話しかけてみればよかったと・・今になって後悔している。
砂浜をどんどん行く。海に近い少し湿った砂が硬くて歩きやすい。
大きな木の根があったので、しばし隠れてみた。妻は「波にさらわれだど思った!」と狙い通り焦っていた。
シーグラスが落ちていることに気づき、拾いながら歩く。小石が集まっているところによくあるので、そのポイントはゆっくり探して歩く。単調な砂浜が続くので、風景を楽しむよりつい下ばっかり見てしまう。
途中でテトラポットが現れるが、その陸側も砂地になっていてそのまま歩ける。2日目のルートは難所のない砂浜だった。
少し夕暮れになってきた。丸っこくて平べったい石が落ちていて、2,3個拾う。石の上に蝋燭を立てて、シーグラスのランタンにしようと構想する。
ここから上がると神社の北側に出る。通り過ぎるといけないので、朝に来た時、浜からの景色を確認していた。この辺りもゴミが散乱している。
2日目は1日目より長かったが、12キロほどを4時間弱。歩きやすくて余裕で到着した。