去年、西海岸は北金ヶ沢~ウェスパ椿山まで繋がったので、やり残しの仕事としては北金ヶ沢と津軽港(七里長浜の起点)を繋ぐこと。ちょっと義務的な感じになっている気もするけど・・。まだ寒いが、天気が上がったので今年初めてのウォーキングに出かけた。
まず北金ヶ沢駅に駐車して、五能線で鰺ヶ沢に戻る。駅は売店があり、レトロでいい感じだ。
テレビでよく見る有名人の、古ぼけた写真が数枚貼ってある。カップルが立ち寄ってチキンボーを買っていく。ここでたこ焼きを買って、目の前の公園で震えながら食べた。
「海の家わんど」を左手に見て、港沿いに行く。
漁港は長く、たくさんの船とそれぞれの漁具を入れていると思われる小屋が長屋のように続いている。
漁港を西の端まで進み、住宅の間を入っていくと白く塗られた神社があって驚く。なぜ赤くないのだろう。胸肩神社というネーミングも不思議だ。
浜町を海側に出ると堤防沿いに車道が続いている。鰺ヶ沢で初めて見る、広々とした景色だ。地元の人以外は通ることはないだろう。
所々川があって堤防が中断される。でもそこは民家の裏庭のようなところが通れるようになっている。堤防沿いの歩く道は基本的にずっと繋がっていた。
堤防の上に魚・・シュールな1枚。鳥が落としたのだろうか?
海が荒れてきた。町からずいぶん離れた所に中学校があるけど、なぜこんなところに建てたのだろう。生徒たちは大変だろうな。
上を通る橋は鰺ヶ沢の陸側に繋がるバイパス。基本的に道路を作ることには反対の立場だけど、この道のおかげで深浦が近く感じられるようになったのは良かった。
一直線の車道に沿って、海側を赤石川まで行く。ゴミや流木が大量に打ち上げられていた。
直線の海岸をしばらく進み、赤石川で橋を渡り、そのまま少し車道を歩く。桜沢川を越えて深浦町に入る。
その後すぐ踏み跡を辿って海側に出る。途中で堤防はなくなり土の崖になっている。草原の踏み跡のようなところを行く。
しばし進むと堤防に出た。あまり人が歩いていないので、コンクリートの上も枯れた植物がいっぱいだ。なぜか数か所工事が入っていて、よけながら進む。やがて大童子川にぶつかり、堤防のまま車道に上がる。
大童子川を渡ってすぐ右に曲がり堤防に戻る。その後もずっと堤防沿いに進むと関の集落に出た。その入り口に百萬遍があり、裏に自分の生まれた年の8月15日の日付けが彫ってあった。缶コーヒーの下には千円札が・・。子供なら絶対取るな、と思った。
関の住宅地の中、小童子川を越える。
ここでタマが写真を撮ろとしてポケティーを落としたら、家の中のおじいさんがすごくニコニコしながら、身振り手振りで教えてくれた。
タブの木の斜向かいにミッキーハウス!
お疲れさまです!寒かったけど、ほとんど海沿いを歩ける気持ちのいいルートでした。印象深かったのは鰺ヶ沢の漁師町辺りの堤防でした。漁師さんの家々がびっしりと立ち並び、その裏庭ににじみ出る生活感のリアリズム。
(おまけの追加)2022.3.21 鰺ヶ沢~津軽港
あとちょっとのところだけど、「ちゃんと歩いてけじめをつけねばなるまい」ということで半日仕事で出かけた。短いので鰺ヶ沢駅に駐車して往復することにした。
駅前のアジパルでおにぎりとつくね串、うずらベーコン串、TATUYAのベーコンエッグパンを買う(やや買いすぎ)。
子ども用の海水浴場かな?よくわからないけど。
その名と裏腹のほとんど利用されていない箱モノの代表みたいだけど・・。言いすぎですね、スミマセン。
なんだかロシアっぽい風景だな。ロシアと言えば・・またまた頭にきて止まらなくなる!
道路の海側と線路側、それぞれ狭い土地に民家が並び建っている。朽ちつつある空き家が多い。
跨線橋から北側を望む。
わさおも菊谷節子さんも亡くなり、ひっそりとしている。ちょめが来て客のお相手をしているのだけど。ここで帰りに「わさおかりんとう」を買った。
菊谷商店から砂浜に降りる。ここは映画「わさお」でわさおと薬師丸ひろ子が海を眺めた場所である。海沿いに北上すると中村川にぶつかる。
川を越えると全く情緒のない舗装道路がまっすぐに伸びている。左手に砂山があり、ここだけゴビ砂漠のようになっている。人工的に盛り上げた山のようだけど・・?風が強くて目に砂が入る。
一昨年、七里長浜を歩き始めた地点にたどり着いた。パラグライダーのようなものを一生懸命たたんでいる人が居た。防波堤に座ってパンを食べ、長居は無用と引き返す。砂交じりの向かい風がきつかった。途中で日本海拠点館のトイレを借りて一息つかせてもらう。鰺ヶ沢の町は、庭で木を切っている老人を見かけたのみ。物寂しく感じた。