2023年秋、大船渡で終わるつもりだったが・・みちのく潮風トレイルへの想い断ち切れず、ついついまたきてしまった。
それでも年々疲れやすく、また大儀に感じるのは年のせいだろうか?5月の4連休、真ん中の2日間に計画して前後を休めるようにした。
連休中なのでとりあえず早めに3部屋確保していた。結果タマと息子も行けることになり、今回もこのメンバーで出かけた。
ここが今日最初の目的地・・以前NHK BSの30分番組に取り上げられていた憧れのの食堂。カツカレー大盛りが名物だけど行動中にお腹を壊しては大変なので、自重して(普通盛りでもなく)小盛り注文。カレーは複雑な味で美味しかったけど、ちょっとしょっぱかったかな~。
宿泊先の大船渡プラザホテルの駐車場に車を置かせてもらい、海側に向かって歩き始める。この辺りは津波ですべて流されたため、簡易な建物で小さなショッピングモールが作られている。
下船渡を過ぎると山が迫ってくる。BRTと並行して登り、海を見下ろすと牡蠣棚が整然と並んでいた。
大船渡温泉を過ぎ坂道を下る。右は並走するBRTの車線。
中学生作のポスターだろうか?力むほどまじめすぎる感じが、岩手っぽいんだよな。
地名の通り細長い、可愛い漁港があった。強烈な看板に続いてもう一つ、珍しいもの発見・・。
元々ラーメンショップを改造したものらしいけど・・思い付きでつけた店名としか思えず、商売する気が感じられない。ここ・・ホントにラーメン屋で良いんだよな?
住宅が点在する丘陵地帯を、穴通し磯目指して進むが時間が迫ってきたので焦る。
小さな峠を越えていく。軽トラにポインターを乗せたオジサンに道を聞くと、穴通し磯はもうすぐとのこと。
いきなりリードを放たれたポインターが自分の方に走ってきて、目の前で脱糞し始めた。動物の行動はリアル過ぎる。
自分たちも駐車場のトイレを使い、いざ。ここは2年半前に両親を旅行に連れて訪れた場所。父は車に残り、母が下り道を用心して歩いていたのを覚えている。
あの時母は、なぜか奥のベンチで一人ぼんやり座っていた(休んでいただけなんだろうけど)。
一旦駐車場に戻って車道を200mほど戻り、碁石岬への山道に入る。すでに午後5時・・ちょっと遅すぎるかと思ったが日は長い、3人とも元気なので急ぎ向かうことにした。
海岸に沿って下り、登る。
狭い入り江に波が押し寄せるので、本当にゴロゴロと雷のような音が鳴っている。
碁石岬で日が暮れて・・あまりの美しさにしばらく見とれた。
しかし・・ここからが長かった!
丘陵地の住宅街を延々と歩く。速足で1時間以上も歩き、やっと碁石海岸口を見つけた。BRTは電車とバスのちょうど中間のような作りで新鮮だ。無人駅の液晶掲示板はカリっとして近未来な感じだった。維持費は線路より一桁少なく済むらしいので良いシステムだと思う。
ヘトヘトになって盛行20:07に乗り込む。部屋で着替えてから、ホテル近くの居酒屋「目利きの銀次 キャッセン大船渡店」でいろいろ飲み食いした。地元の海産物が食べられて美味しかった。