2023.5.6
前夜は2回も地震があった。津波が堤防を越えてきたらこの建物もやられるんだろうなぁと思いつつ、眠気に負けてニュースも見ずそのまま寝ていた。
日本全国雨の予報である。前日は朝ご飯食べたらそのまま帰ろうか・・と話しており、気分もどんよりしていた。
でも朝ご飯を食べているうちに元気が出て「やっぱり少し歩きたいよね」ということになった。曇ってはいるがとりあえず降っていない。急ぎ出発の準備にかかった。
夕食も朝食も大変美味しかった。夕食が満腹過ぎて動けなくなったのもあり、マットレスが柔らかくて自分の腰にピッタリで、ものすごく長時間眠った。とにかくコスパ最高の素晴らしい宿泊施設である!
山田南ICから三陸自動車道に乗り、大槌ICまであっという間だった。
ひょっこりひょうたん島は毎日見ていた記憶があるけど、こども過ぎてお話の内容や登場人物はほとんど覚えていない。
8:10大槌駅から三鉄下りで波板海岸駅まで戻り、雨具を着て歩き始める。
こちらでトイレを借りる。対応してくれた管理職っぽいおじさんがたくさん話しかけてきた。「ネット見たらG.Wの予約がいっぱいでした」と伝えると、「実は数部屋の予備があるので、ネットで満室でも電話かけてみるといいですよ」と教えてくれた。宮古から通ってるんだそう。
「はまぎく」からちょっとだけ国道歩いて、車両通行止めの看板を超えて海に向かう。
向こうに見える「鯨山」がとても立派だ。あの麓に「風の電話」がある。
漁港のどん詰まりから砂浜の向こうに神社が見えたので、行ってみる。
とても雰囲気のある神社が祀られていた。こうしてトレイルウォークができることを感謝して手を合わせた。
山側に踏み跡を見つけ、登っていくとシーニックラインのちょうど「三陸園」という老人ホームの辺りに出た。
全く車通りのない、ゆるやかな登り舗装道路。右に左に曲がりながら進むと到着。木が茂り展望は良くない。
シーニックラインは昭和48年に開通したドライブコースらしい。でも今はほぼ打ち捨てられていて、散歩コースは草が茂り東屋は風化してきていた。
ここから先は大槌湾に向かって下っていく。
防波堤に入ろうとすると、ひょっこりひょうたん島の曲が流れてきた。ちょうど12:00の時間を教える有線放送だ。
深く入り込んだ湾はとても静かだった。
この小さな島がひょっこりひょうたん島のモデルなんだそう。
湾の堤防に沿って進み、途中でファミマ店内の休憩所で一休み。町に入り手作りパン屋さんに寄る。
着きました・・ひょっこりひょうたん島駅。トイレを借りて着替えをし、サンダルに履き替えた。それにしても帰らずに歩いて良かった!
一日ほぼ曇り(ちょっとだけ霧雨はあったけど)、風はなく穏やかだった。奇跡だと思った・・というのも天気予報の降水確率は毎時間90%だったので。
これは仏さまに守られていたに違いない・・亡き母は晴れ女だし!と話しあった。
帰りは父の施設に寄り、不要な座椅子やこたつ布団などを回収した。父はいつもどおり元気そうで、久しぶりに部屋に入れたのもとても良かった。